寺島 實(てらしま みのる)さん
緑区長竹在住
平成14年度より自治会活動から地域福祉活動を進め、平成24年度から津久井地区社会福祉協議会串川支部長に就任。平成25年に社会福祉活動推進功労者表彰、平成26年には、社会福祉功労者表彰を受賞されました。その後も、「やすらぎステーション」や高齢者を対象としたふれあい・いきいきサロン等様々な活動に取り組み、津久井地区や串川支部での事業に大きく貢献しています。
串川支部活動を始められたきっかけと現在の活動内容を教えてください。
最初は、自治会から選任される福祉推進員を務めてから、津久井地区社会福祉協議会串川支部の活動を15年、支部長になってからは5年になります。主な活動は、支部社協の他に、月1回高齢者が集うふれあい・いきいきサロンを行っています。
串川支部社協では、どのような活動をしているのですか。
串川支部では、「やすらぎ部会」「はつらつ部会」「ふれあい部会」に分かれて活動しています。「やすらぎ部会」は、「やすらぎステーション」の企画が中心で、地域の高齢者20~30名程度が集って、陶芸、ちぎり絵、外出、レクリエ-ション等を行なうものです。津久井地域の中でも、串川地区は自治会数が20もありますが、たくさんの参加ができるように、5か所に分けて3回ずつ開催しています。
「はつらつ部会」は、普段、遠出することの少ない高齢者や障がい者と一緒に、日帰り旅行を企画するものです。
「ふれあい部会」は、地元の串川小学校と根小屋小学校の児童との交流会を企画するものです。支部の皆さん、それぞれ役割がありますが、協力して行っているのでとても助かっています。
奥様も以前、民生委員・児童委員(以下、民生委員)でご活躍され、現在も多方面で活動されていますね。
妻は平成28年12月で引退しましたが、現在でも、サロン等で活動しています。実は、私の方が先に福祉活動は行っていました。おかげさまで、一緒に活動することが増え、お互い協力して、いいパートナーとなっています。
高齢者が集うサロンも一緒に立ち上げましたね。
市社協職員からの呼びかけもあって、私と妻を含む民生委員3名、合計4名で立ち上げました。最初は、閉店していた喫茶店で行っていましたが、その後、口コミ等で人数が多くなり、自治会長に相談して、自治会館を使うことになりました。
内容は、カラオケ・将棋などのレクリエーションから、食事を介しての交流。1回40名以上が参加しています。4名の立ち上げ時の担い手は今でも健在です。3名の民生委員は、民生委員としては引退しましたが、サロンには携わっており、以前、民生委員の会報にも取り上げていただきました。その他、地域を超えて声をかけたボランティアさんも活動しています。
やすらぎステーション、高齢者のサロンともに参加者が多いですね。その秘訣はありますか。
やはり一番は口コミが多いですね。ボランティアも利用者も様々な方を誘っています。私の務めは、自治会や老人会への会合に参加し、やすらぎステーションやサロンだけでなく、津久井地区社協や串川支部の活動内容などをPRすることだと思っています。
今後の抱負をお聞かせください。
たくさんの参加があって、皆さんから感謝の言葉をいただきます。そういった言葉を聞きますと、『明日からも頑張ろう』という気持ちになります。こうした活動が継続されるように、微力ですが努力し、みんなで協力し合って津久井地区、串川地域を盛り上げていきたいですね。
今まで関わった方々への感謝の言葉を語り続けていた寺島さん。やすらぎステーション等への参加者が多いのは、寺島さんをはじめ、携わっている方々の人柄が大きく影響しているのではと感じました。やすらぎステーションを訪ねると、参加者の笑顔が絶えず、お帰りの際には、「また来るね」という声をたくさん聞くことができます。この感謝の言葉が、寺島さんの言う『明日からも頑張ろう』という気持ちになるものだと実感しました。これからも、ますますのご活躍を期待しています。